SSB送信機のSSBトランシーバ化(その1)2019年03月11日

半世紀位前の学生時代に作ったSSBトランシーバの回路構想図が写真のもの。(子供の頃からいつも色々な機器の回路図などを書いて構想するのが楽しみで、授業中も授業は聞いたことがなく回路図を書いていた位好きだった)  これを作った当時はSSB技術に入れ込み、ST700というSSB送信機をベースにしてなんとかSSBトランシーバ(送受信機)にできないかと毎日考えていた。SSB送信機の構成を逆にすると受信機の構成に似ている。だから送信機の各ステージにそれぞれ逆の動作をする回路を逆方向並列に組み合わせれば各段の同調回路やフィルタをすべて共通化させた送受信機が実現するだろうということから始まった。実際は色々思うようにはいかず失敗を繰り返し、苦労を重ねて作り上げた。恐らく自分がこれまで手掛けた物の中で最高の傑作だったのではないかと自負(自画自賛)している。写真の回路図は広告チラシの裏に手書きした第一次構想回路図であり、残念ながら詳細を記録した全回路図は見つからなかった。今でも回路は思い起こせるので気が向いたらまた書き上げてみたい。実物は物置きにまだ保管されているがもう腐食しているだろう。