自転車のスタンドバネ破損と対策2026年05月13日

買い物で店まで行き、自転車を停めようとした所、スタンドのロック機構の付いた側のバネが破損していた。破損部位はバネのフック部根元。ここに繰り返し応力の集中が起こり折損したと見られる。

自転車は10年前に購入したものだが、家では物置に格納しているので傷みは少なく、バネ部分なども全く錆びていない。スタンドを立ててロックする時に最大のバネ荷重が加わる。毎日乗っていたので、スタンドを一日平均4回くらい動かしていたと仮定すると10年で約1万5千回位の繰り返し応力印加でまだそれほど多くもない。

従って低サイクル疲労破壊の可能性が高い。バネはかなり大きな荷重が掛かっており、自分の手では伸ばせないくらいの高荷重であるため過大な内部応力による短サイクルでの破損のようだ。
最近の自転車はコストダウンで、部品の使用材料や熱処理、表面処理は最低限の品質のものが用いられているのだろう。

このままだと、駐輪することも出来ないので応急的に対策してみたのが上記画像。バネ材よりも大分細い針金でバネ端部とスタンドの引っ掛け部分を結んでみただけ。見てくれは悪いし、弱そうだが、針金長さは自由に調整できるのでバネの張力を必要最低値に簡単に調整できる。
張力を減らすことで針金に掛かる荷重を小さくできるので意外に切れにくく丈夫。
暫くこの状態で乗っているが問題無く、針金が外れることもない。スタンドとしての機能も問題なく、スタンドのロックもできる。

正規のバネに交換するのがベストではあるが、その場合バネの取り付け時にバネを引っ張って支持部に引っ掛けるという困難な課題がある。もう腕力も弱いし専用治具も無い。下手するとバネ張力で怪我をする恐れもあるが、本応急対策法ではそのような難しさは一切無い。

一応、応急処置なので正式なバネを入手できるまでの繋ぎと考えてはいるが、どこまで持つのか使い続けてみたい。

1729という整数2026年04月30日

2021年1月4日の当ブログでフィボナッチの兎について書いた。
その中に、ラマルジャンのエピソードの1729という数の特別さについて少し触れた。

ラマルジャンが入院している時にハーディ先生がお見舞いにやってきて、
今乗ってきたタクシーのナンバーが1729だったというもの。
ラマルジャンはそれを聞き、2通りの3乗の数の和で表せる最小の数だと感激したという。
1729という数についてのいささか作為的なエピソードだけれど、それだけ特別な数。

ラマルジャンの言っていることを説明しようとすると次のようになる。

X³+Y³=1729 :X,Y∈ℤ (ℤは整数の集合)

X³+Y³=(X+Y)(X²-XY+Y²)
X+Y=M、X²-XY+Y²=Nと置くとき
N=(X-Y/2)²+3/4Y²と変形できる
∴ N>0 これより M>0

Xについて解くと
X=(3M±√(-3M²+12N))/6・・・・・(1)
また、1729は素数7と13と19に素因数分解できる

これより M=X+Y=1、7、13、19、7・13、7・19、13・19,1729 の場合に
ついて式(1)に入れてXとYが整数になる組み合わせを調べると
(X,Y)∈ℤ を満たすのは

(X、Y)=(1,12)、(9,10)、(12,1)、(10,9)の4通りになる

だから、1729=1³+12³=9³+10³ となり、これがラマルジャンの言う
1729が2通りの3乗の数の和で表せる最小の整数ということになる

選挙の騒音2026年04月23日

伊勢崎市では今、市議会議員選挙期間中だ。
家の前の道路の側部が狭い空き地になっているが、ここに以前から政治運動の演説をする政治団体が入り込む。たまに大音量で30分近く演説をやられるのに閉口していたが、この選挙期間は何回もここで大音量演説が行われる。
堪忍袋の緒が切れて市の選挙管理委員会に以下のようなメールで相談してみた。
(一部具体的な固有名はここでは伏せたがそれ以外は原文のまま)

≪市の選挙管理委員会への問い合わせ内容≫
伊勢崎市〇〇町のスーパー△の北側道脇に空き地があり、そこに候補者の街宣車が入り込んで街頭演説を行います。普段もたまに特定の党が行いますが、選挙期間に入ってここに入り込む街宣車の数も増え、演説の大音量の騒音に悩まされる頻度が増えています。
家が合い向かいになるため選挙カーのスピーカーからの音は許容できるレベルではなく、演説中は精神的におかしくなる位悩まされ苦しんでいます。市民のための政治を訴える人達が、実際は弱者を騒音で苦しめる状況です。

この空き地は侵入防止柵により車が入り込むのを防止していますが、選挙カーは侵入防止柵を解除して入り込むため無法自由状態です。
道を通り過ぎていく選挙カーの一時的な声ならば許容できますが、家の前で長時間留まって演説されるのは地獄です。

このような状況に対して何の対策もできず、泣き寝入りしなければならないのか疑問に感じています。何か対策は出来ないのでしょうか?

これに対し返事のメールが届いた
≪市の選挙管理委員会からの返事≫
各課へのお問い合わせメ−ルありがとうございました。
街頭演説における騒音問題でご迷惑をおかけして、誠に申し訳ございません。
お問い合わせをいただきました街頭演説についてですが、候補者が行う選挙運動
は、公職選挙法で期間や方法が規定されております。
拡声器を使って街頭で演説を行うことも法律に基づき候補者に認められている選
挙運動の方法のひとつとなっており、音量の規制も特になく、
午前8時から午後8時まで行うことができると定められているため、大変申し訳
ありませんが選挙管理委員会で規制することができず、
また、当該空地は市の所有ではないため、使用の制限も行うことができません。
候補者が法律で限られた範囲内で有権者に訴えようとしている中で、どの程度の
音量で連呼行為等をするかは各候補者の判断となり、その良識に委ねられており
ます。選挙運動期間中は、ご迷惑をおかけして大変申し訳ありませんが、何卒、
ご理解をいただきますようお願いいたします。

結果は残念ながら何もできないというものだった。

当該空き地は公有地であり、侵入禁止柵で入れないようにしているものを無理やり侵入しているので、候補者が法律で許された範囲内で運動していると言い切れるのか疑問であるが。


追記:その後は投票日まで空き地での演説は皆無だった。偶然か?
それとも何らかの注意が伝えられたのかわからないが何故か平和な
日が続いたのは不思議である。

嶋津輝2026年03月16日

NHKラジオ深夜便のインタビューでこの人の名前を知った。
2026年1月の直木賞受賞者。40代になって小説作法を講座で学んで短編を書き始めたという遅咲きの花。この人の生き方に興味を覚えたので、直木賞受賞作ではなく初期の短編を読みたくなった。

初期作品を図書館で探したら「スナック墓場」という表題の短編集を見つけたので借りて読んでみた。最近は小説も読まなくなったのだが、短編なら大丈夫かと思って読み始めた。
店には婆さんとおかめと軍曹しかいないがなぜか流行っているスナック、製造ラインの女性従業員たちの友情、女中志願の姉と指の無い妹、洗濯物を沢山持ち込む女性客、など市井の人達を主人公にした7つの短編。どれも面白くて一気に読んでしまった。

最近は記憶力が非常に悪くなってドラマなどを観ても殆ど内容が覚えられなくなった。しかしこの7つの短編は読み終わった後ちゃんと思い出すことができる。久しぶりに脳が活性化したのだろう。これらの短編は特別な事件が起きるわけでもない日常の一角を描いているだけのものだが、登場人物は清廉な人達で、しかし独特な一面も持っている。
その少しの謎を基にしたエピソードが興味を引く。

この筆者は小説家としては年齢の割に新進気鋭の人であるが、ベテラン以上に優れた心の描写や表現力と構想力を持っている。天性のものだろうが、小説家になる前は色々な仕事をやったというから、そういう経験がバックボーンになっているのだろう。次はこの人の直木賞受賞作も読んでみたい。久しぶりに期待できる小説家が出現したという思いだ。

太陽活動状況2026年03月05日

上図のように現在の太陽活動は低下しつつある(#1)。サイクル25は2024年10月に最盛期を迎えた。
その時点での黒点相対数(黒点数月平均値の13か月間移動平均値)は160.9のピーク値を記録。以降単調に下降。その後2025年8月は118.2が確定。そして現在の2026年3月の推定黒点相対数は約94まで低下している。直近の2月の月平均値は78.2と低く、黒点がほぼゼロの日もあった。

奇数次番号のサイクルはなぜか黒点数のピークが高くなる。太陽は北半球を流れる内部電磁流と南半球を流れる内部電磁流が夫々独自に活動している。太陽の北半球周りの内部電磁流の11年周期での強度変化が南半気球周りの内部電磁流の同変化と位相差が比較的少ない場合は強め合って単峰特性に近づく。これに対し位相ずれが大きくなると北半球のピークと南半球のピークがずれて双峰特性になりやすい。また電磁流の11年周期の強度変化は更に長い周期での強度変化が重畳しているため約100年程度のスケールでの活発期と停滞期のサイクル変化があり、地球環境の変化にも影響を与えている。

サイクル25は低下を続け、2030年から2031年頃に最低期(終期)を迎えそうである。短波帯の高い周波数での遠距離伝播が良好なのはあと2年間くらいだろうか。

#1: Solar Terrestrial Activity Report , 01mar.2026

LCRメータの外部電源化を検討する2026年03月01日

LCRメータはインダクタンスやキャパシタンス、抵抗などを測る計測器で電気を趣味とする者には重宝な代物。私はADEXのAX-6200という機種を所有しているが、LCRの他に直流交流の電圧/電流や温度、周波数なども測れるというテスターの拡張版。もうずっと昔、秋葉原の東洋計測器にて購入したもの。当時としては非常に高性能で気に入って購入したが重大な欠点があった。

電源が内蔵電池だけで、それも9Vの006P。006Pは電流容量が少ないため小電流の機器には向いているが、大電流だとあっという間に電池が無くなる。AX-6200の消費電流を測ってみると9Vで12mAだった。12mAは大電流というわけではないが長時間連続で使う用途には向かない。この機器自体連続長時間用途ではなかったのだろう。おまけに006Pは価格も高いし、入れっぱなしだと液漏れするしで結局使わなくなって専ら普段の計測はアナログテスターで済ましていた。しかしアナログテスターでは測れない項目も多く、不便なままだった。

この種の測定器が電池駆動なのには理由がある。ポータブル性は勿論だが、他に商用交流などを測るのに入力回路と電源とを完全に切り離す必要があるからだ。もし商用電源から9VDCを得た場合は1次側と僅かなリークや誘導があっても測定に影響する恐れがある。
例えば測定器自身に電源供給している商用電源を測定するケースなどがある。
また、高圧測定などでは測定器が入力端子以外とは完全絶縁されていることが機器保護や安全上重要となる。

電池駆動にすれば入力端子以外の機器全体が外界から遮断できるが、外部電源にすると測定器自身が外部の電灯線などと繋がって被測定対象との間に電気的ループを生じ、コモンモード電流やノイズの影響を受けやすくなって測定の障害となる懸念がある。
だから電池が嫌なら外部電源に簡単に移れる話ではなく、慎重な検討が必要になる。

そこでまず電源アダプターを吟味してみた。9Vが得られて1次側との絶縁が完全なものが必要なわけだが、手元にあるものは1次側との絶縁性はメガーレベルで確保されているようだった。これなら外部電源として使えそうに思い、LCRメータから取り敢えず外部電源接続用コードを引き出して予備実験してみた。(画像参照)

電池駆動と比較してみた結果、各種指示値の偏差もなく、幾つかの簡易な測定標準サンプルでチェックしても許容誤差内であることが確認できた。通常測定範囲ではノイズの面でも外部電源で問題なく、絶縁性も高圧測定しない限り心配は無さそうだ。
電池消費の問題からは解放されたので長時間の連続モニタリングなどにも使えるようになり、購入から長年経ってやっと生かすことができた。

蛙の国2026年02月22日

いつの世でも強い為政者が国民から嘱望される。それは大昔のイソップの寓話でも描かれている。

カエルの国では国民が王様を欲しいと神様にお願いした。神様は板切れをカエル達に与えた。しかし何もできない板切れに不満を持ち、カエル達は再び神様にもっと強い王様が欲しいと訴えた。そこで神は蛇をカエル達の王様とした。強い蛇はカエル達の希望にピッタリで皆が大喜びし、カエルの国の王様となった蛇の支持率は80%にも上がった。
しかしその後カエル達は蛇に食べられてカエルの国は衰退した。
残ったカエルは、まだ何もできない板切れのほうがましだったと嘆いた。

世界情勢が不安な時代は強い指導者の人気が上がるのは当然だが、その結果の最終責任は結局それを選択した国民が負う事になる。太平洋戦争の初期は国民がこぞって当時の軍事政権を賛美し称えた。ドイツでも独裁者の登場は国民が待ち望んだものだった。国民が待ち望むから忌わしい政権も生まれる。そしてずっと後になって国民は自分達が被害者であったような振りをする。決めたのはポピュリズムに乗った自分達であったのに。

国民の選択が正しかったのかどうかはずっと後の歴史でしかわからない。だからせめて世間での人気や風潮に乗せられるのではなく、一人一人が自分の頭で将来の行方を深く洞察して判断することが大事である。

炊飯2026年02月17日

1年半ほど前だったか、米の価格が急騰してから炊飯は止め、専らパックご飯を愛用していた。
当時、パックご飯の価格は米に比べて価格上昇がやや遅れていたので米を自分で炊くのとそれほど違わないコストで済んだためだ。
しかしその後当然ながらパックご飯も追従して価格が高騰し、現在180-200gのものが数食梱包されたもので安くても150円/1食程度に上がっている。

パックご飯と自炊との選択を単にコストだけで比較すると凡そ以下のように想定できる。

米4合を炊いた場合、150g/合*4=600gが必要。炊きあがりは水分により重量は約2.27倍になる。即ち600*2.27=1362gこれを7食分とすれば一食当たり195gとなる。
炊いたご飯を7つに分けて冷凍保存する。炊飯器4合炊きの電気代その他経費を一食当たり5円とし、炊飯手間工数は無視し、米5kgの価格をXとした場合、一食あたりコストFは
F=X/(5000/(195/2.27))+5=0.01718X+5 円となる。
一方パックご飯1食当たりの価格をP円とした場合、炊飯による有意差CはC=P-F。
炊飯は手数等もあるのでC>30円は必要と想定すると、コメ価格X/5kgの場合、
P-F-30>0 よってP-0.01718X-5-30>0 、P>0.01718X+35、 X<(P-35)/0.01718
例えばパック飯の価格P=150円の場合、X<6694円が炊飯選択の要件となる。

現在の米価格は超銘柄米でなく通常の銘柄米なら5kgのものをスーパーで5000円、特売で4000円位で買える。パックご飯価格P=150円の場合、X=5000円ならC=P-F=59円安く、X=4000円なら76円安くなって自家炊飯が圧倒的に有利となる。

そんなわけで、パックご飯が急騰した現在は再び自宅で炊飯して対応している。
炊飯は面倒さを厭わなければ十分コスト的に見合うし、プラ容器などのゴミも出ないのでエコと言えるかもしれない。

万年筆のカートリッジ固着2025年12月12日

万年筆を久しぶりに使おうと取り出してみた。
中のインクは当然乾いて空なのでカートリッジを交換しようとしたがどうしても抜けない。
インクが乾いて凝固し、接合面で固着したようだった。
渾身の力で引っ張っても抜けないのでペンチを持ち出し、無理やり引き抜こうとしたらカートリッジがもげてしまい、先の部分が万年筆本体内に残ったままという最悪の事態になってしまった。まさかインクの固着くらい強引に引き抜けない筈がないと高をくくったのが失敗の原因。無理をしてはいけないが後悔しても後の祭り。

記念品の万年筆なので諦めきれず、試しに一晩水に漬けて凝固したインクを溶かせないか器に水を入れて本体ごと浸してみた。
翌朝見ると水は真っ青な色になっており、インクは溶け出しているようだ。
本体に残留したカートリッジは掴む所が無く、仕方ないので先の細いラジオペンチを中に差し込んで切れ端を掴んで引っ張ってみた。未だ固着はしていたが、何度か回すように捻って引っ張ったらようやく抜けた(写真参照)。

カートリッジ式の万年筆がこんなに厄介なものとは思わなかった。物事は何でも力づくでは解決せず事態を悪化させるだけである。まるでイソップの「北風と太陽」であった。

Windows10のサポート延長2025年09月13日

13年近く前に3万円で購入したノートPCは何度も故障し、都度修復して現在に至るが、今年の10月14日についにWindows10のサポート期限を迎える。

いよいよ終了かと思っていたが、最近になって1年間の無料セキュリティサポートプログラム登録が始まったという事を知った。
これには条件があって、①Win10の最新バージョン22H2であること②Microsoftアカウントを持っていてPCの管理者であること③OneDriveを有効にしていること の3つを満足する必要がある。
①②は問題ないが③のOneDriveは嫌いで使っていない。しかしOneDriveでファイルをバックアップしなくともWindowsの設定をバックアップするだけで行けるという情報があった。
そこで設定からアカウントに入り、Windowsバックアップで全ての項目がオンになっていることを確認。登録に必要な条件については問題無さそうだった。

基本的な準備は整ったので設定から 更新とセキュリティ に入り、WindowsUpdateを開いたが拡張セキュリティ更新プログラムのオファーは表示されなかった。
利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する という項目をオンし、更新プログラムのチェックを何度もやってみた。しかし拡張セキュリティ更新プログラムのオファーは表示されない。このプログラムはランダムに配給されるので届くのを待つしかないようだ。

その後暫く待ったらWindowsUpdateに拡張セキュリティ更新プログラムのオファーが表示された。その画面の案内に沿ってクリックして行くと簡単に登録完了。

これで2026年10月14日までこのPCのセキュリティがサポートされるようになって一安心。結局14年間使い続けるという長寿命PCになりそうだ。購入価格を年数で割ると1年間当たりの費用が約2000円と格安で済んだことになる。