進化について2019年02月21日

ダーウインの有名な進化論では、生き残れるのは強い者ではなく、
環境変化に適応できる者だと言っている。しかし、種の興亡の歴史を
見ていくとうまく生き残れる環境が存在したことが主因と思われること
が多い。このことから、生き残れるのは偶然の中で運の良かった者で
あるという主張ができる。しかしこの運の良さというものは、巡ってきた
運を自己に生かすことのできる能力であるとも言える。
また、繁栄していた種族や国家が、自分達の社会の腐敗によって滅び
る様を見ると、自己の利を捨てて共生共存ができる者だけが生き残れ
るという説も説得力がある。人類が、類人猿を含む他の種と決定的に
違う点は相手の考えていることを推理して汲み取ることができる点に
ある。もちろん蜂や蟻のように仲間に情報を伝えることのできる優れた
社会的行動性を持つ生物もいるが、人間のような思考力に基づくもの
ではない。人間は幼児の頃から相手の考えを読み取る能力を持ち、
それによって集団的知的行動ができるという能力を有する。この能力
によって短い期間の間に驚異的な進化を成し遂げてきたと考えられる。

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