プラグマティズムの陰り ― 2019年03月10日
アメリカで生まれたプラグマティズムは行動を思考の上位に置いた。理論や知識は単なる道具であり、行動することが一番大事であるという考え方。日本の経済産業や科学技術の発展も同様な思想によって進展したと言えるだろう。この実利主義とも言うべき思想は実績を生み出し、近代日本の繁栄を招いた。しかし近年、日本の経済も活力が減じ、環境問題などがクローズアップすることで科学技術の恩恵だけではなく弊害が問われるようになってきた。もはや科学技術をかつてのように諸手を挙げて受け容れるという時代ではなくなりつつある。
現代は世界を発展させたそのプラグマティズムの負の側面が少しずつ広がってきているように思える。どんなに優れたものでも、その優れた面が仇となって滅亡へと向かうことは歴史が証明している。発展の一方で豊かな自然が失われつつあり、人間は仕事に追われる画一的な生活となってしまった。これからはもっと多様でゆっくりとした生き方を指向する時代が求められそうだ。
現代は世界を発展させたそのプラグマティズムの負の側面が少しずつ広がってきているように思える。どんなに優れたものでも、その優れた面が仇となって滅亡へと向かうことは歴史が証明している。発展の一方で豊かな自然が失われつつあり、人間は仕事に追われる画一的な生活となってしまった。これからはもっと多様でゆっくりとした生き方を指向する時代が求められそうだ。
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