将棋の升田賞2019年04月08日

先日、将棋の藤井聡太七段が、新手や妙手を指した棋士から選ばれる升田幸三賞を受けた。竜王戦5組の決勝で指した “7七同飛成” という誰も予想できなかった手がその対象となった。私は将棋も囲碁もわからないが解説者によると、この局面に持っていくために藤井七段は遥か以前の差し手から戦略的な誘導をはかっているそうだ。誰も考えられないような差し手を狙い通りに導く藤井七段の凄さには驚愕するほかはないが、この勝負からなぜか太平洋戦争の米国と日本の構図が思い浮かぶ。米国は日本帝国主義にターゲットを定め、冷徹な戦略を組む。日本が戦争を始めるしかない状況となるように国際情勢を誘導し、最初は日本が勝てそうな方向に導いて判断を誤らせて奈落に引き込み、最後は日本の身から出た錆で米国の描いたシナリオ通りに戦争の決着をはかるという、米国の掌の上で日本が踊らされた戦争という策略の世界。片や盤上の勝負ではあるが将棋や囲碁というものにそんな思いを重ね合わせてしまった。囲碁将棋をよく知りもせず書いているのでピントがずれているかもしれないが。

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