デジタルVFO2019年04月13日

アマチュアの無線技術も真空管からトランジスタへと移行し、さらにアナログ技術だけでなくデジタル技術が当たり前の時代になった。自作機のVFO(可変周波数発振器)も以前はインダクタンスとキャパシタンスを組み合わせた共振回路にフィードバックをかけて発振させるため周波数安定度を上げるには高い技量の必要なアナログ方式だった。しかし今は要求される安定度がさらに上がっている。このためにVFOのデジタル化も試みている。画像はDDSの勉強も兼ねてDDSキットを使った実験用デジタルVFO。100円ショップで買ったポリケースに組んでいる。DDSはDirect Digital Synthesizerの略語で固定の水晶発振器などによる高安定発振源から、任意の波形や周波数をデジタル的に生成する。これで安定度は容易に向上するが、生成された信号の純度には課題があり、基本的なLC発振方式に比べるとノイズやスプリアスの除去が面倒となる。

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