旧式オーディオの復活2026年06月12日

部屋の中の古いオーディオシステムが邪魔になって整理してシンプルにした。
残したのはレコードプレーヤー、プリアンプ、真空管アンプ、スピーカーというどれも何十年も前の物。数年前に一度引っ張り出した物だがその時は置いただけで終わった。

これで古いレコードを久しぶりに聴こうとしたが、放置し過ぎたせいかノイズと歪んだ音しか出ない。仕方なく点検を開始。プレーヤーとスピーカーは問題なし。
プリアンプは音が歪んでいて、入力セレクターを回すと音が出たり出なかったり。
機械接点のロータリースイッチは接点酸化で接触不良を起こしやすい。特に微小電流の回路では接触部が半導体化して信号を歪ませるので厄介。何度も回すうちにやっと接点の酸化物が取れた。

一番苦労したのが自作の真空管アンプ。左右独立の2台だが、一方のみハム音が出て使えない。
最初は電源部の電解コンデンサの容量抜けかと思ったが、確かに容量は低下しているが使えない程ではなかった。中々原因が判らず色々試行錯誤したが、プッシュプル接続なので陽極電流を調べてみたら一方の真空管のみ電流が流れて他方は電流がゼロ。調べていくと電流の流れない方は第一グリッド抵抗が接触不良を起こして動作点がカットオフ領域に入っていた。昔の自分の半田付けが下手で外れかけていたようだ。
プッシュプル回路で片方の真空管のみの動作だったためバランスが崩れて電源ハムがキャンセルされず大きなハム音が発生したようだ。慣れていれば直ぐ見当のつく事象だったろうが、もう長い間電気回路を作ったりしなくなったので勘が働かなくなったようだ。

紆余曲折を経てやっと音が出るようになり、真夜中になってレコードから綺麗な音が流れて一段落。
古い壊れたシステムが又使えるようになったとはいえ、最新のシステムよりも優れたものは何一つ無い。バカみたいに電気を喰う電熱器のような装置。それでも新しいものを買うのではなく、古い物を復活させてただ喜んで居る。
病気なのだろうか?

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