ブラックホールの撮影に成功2019年04月11日

世界で初めてブラックホールの影を撮影することに成功したと、日米欧などの国際研究チームが10日、発表した。ブラックホールの存在は約100年前にアインシュタインの一般相対性理論によって予測されたが、強大な重力で光さえも外に出られないため、観測が難しかった。研究チームは高解像度の電波望遠鏡を利用してブラックホールのごく近傍のガスが発する電波を精密に観測し、影絵のようにブラックホールを浮かび上がらせた。(以上毎日新聞ニュースより)

この中で、”強力な重力で光さえも外に出られない”というところがよくわかりにくい。光が重力で引かれるかのようにも取れる。光は電磁波で、電界と磁界の相互作用によって伝播する。真空中の速度が光の速度30万km/sであることに重要な意味があって、電界も磁界も質量のディメンションを持たない、即ち電磁波(光)は質量を持たないから光速度で伝播することができる。従ってブラックホールがいくら強い重力を持っているとしても光は重力で引っ張られない。だから先の表現は誤解を生みそうに思われる。光の進む場が重力で曲げられることによるか、あるいは重力が強すぎて電子の振動自体が抑制されて電磁波が殆ど発生しないのかもしれない。この辺のところはど素人なので自信がないが。

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