ワクチン接種 ― 2021年07月03日
近所の医院に予約をして6月11日に一回目のファイザーワクチンを打ち、7月2日に2回目の接種をした。一回目は翌日筋肉が少し痛んだがそのほかの問題は感じなかった。しかし2回目を打った翌日の今日は明らかに変化を感じる。体温計が正確でないので確実なことは言えないが体温が平熱に比べて+0.3~+0.8度くらい高くなっている。気分もだるく、頭痛がする。インフルエンザに罹ったときの感覚と少し似ていてそれよりも軽い感じ。筋肉痛も一回目よりは重いように思える。日課の散歩をする気力もなく家の中でボーっと過ごす。無線機のダイヤルを回すのさえ億劫でやる気が起こらない。説明書によるとこの症状は直ぐに収まって1週間くらいで免疫がつくらしい。
このコロナウイルスは表面にあるトゲのようなものにより人の細胞に侵入する。このトゲはスパイク蛋白質と呼ばれるものでこれを構成するmRNAがワクチンに含まれる。このmRNAが体内に入ると疑似的スパイク蛋白質が作られる。すると体内の免疫細胞がこれを攻撃して破砕し、その破片を免疫細胞が敵と認識して抗体が作られるということらしい。従って次に本物のウイルスが侵入してきた場合、抗体はこの本物のスパイク蛋白質をめがけて攻撃する。メカニズムについてはよくわからないなりに割合理路整然としていて納得できそうな気がする。あとは抗体が認識しているターゲットのスパイク蛋白質の形状がどこまで変化しても敵と見做してくれるかだろう。
このコロナウイルスは表面にあるトゲのようなものにより人の細胞に侵入する。このトゲはスパイク蛋白質と呼ばれるものでこれを構成するmRNAがワクチンに含まれる。このmRNAが体内に入ると疑似的スパイク蛋白質が作られる。すると体内の免疫細胞がこれを攻撃して破砕し、その破片を免疫細胞が敵と認識して抗体が作られるということらしい。従って次に本物のウイルスが侵入してきた場合、抗体はこの本物のスパイク蛋白質をめがけて攻撃する。メカニズムについてはよくわからないなりに割合理路整然としていて納得できそうな気がする。あとは抗体が認識しているターゲットのスパイク蛋白質の形状がどこまで変化しても敵と見做してくれるかだろう。
オゾン層問題(2) ― 2021年07月15日
オゾン層とは高度10~50kmの成層圏に存在する高濃度のオゾン帯であって、太陽からの有害な波長の紫外線の多くを吸収して地球上の生態系を保護している。オゾン層の破壊は1980年代初めに南極でのオゾン層観測からオゾンホール拡大が明らかとなった。その後その主な原因が塩素を含むフロンによるものと判明し、塩素を含むフロンは急速に国際的な全廃がなされて現在に至る。この成層圏の上には中間圏が高度45~85km程度に渡って存在し、この部分にも濃度は低いがオゾンが存在している。先日、名大・電通大・JAXAなどの共同研究グループがこの領域でのオゾン破壊現象を発見したことを発表した[1]。
太陽表面の爆発で放射される高エネルギー電子が地球の磁気圏で衝突してオーロラが発生する。このうちパルス変動するオーロラが発生したとき、オーロラを発生させる電子よりもずっと強いエネルギーを持つバンアレン帯の高エネルギー電子が大気の中間圏にまで侵入することで中間圏のオゾンが減少することを実証したという。中間圏のオゾンの変化は気候にも影響を与えるという。南極でオゾンホールが発見されてフロンガスが原因とされたが、これは成層圏(高度10~50km)の主オゾン層であり、今回のものは成層圏より上の中間圏のオゾンの減少に関わるものである。
[1] 13July2021 NATURE Scientific Report
太陽表面の爆発で放射される高エネルギー電子が地球の磁気圏で衝突してオーロラが発生する。このうちパルス変動するオーロラが発生したとき、オーロラを発生させる電子よりもずっと強いエネルギーを持つバンアレン帯の高エネルギー電子が大気の中間圏にまで侵入することで中間圏のオゾンが減少することを実証したという。中間圏のオゾンの変化は気候にも影響を与えるという。南極でオゾンホールが発見されてフロンガスが原因とされたが、これは成層圏(高度10~50km)の主オゾン層であり、今回のものは成層圏より上の中間圏のオゾンの減少に関わるものである。
[1] 13July2021 NATURE Scientific Report
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