直近の太陽活動状況2019年12月26日

12月24日太陽面に新しい黒点活動領域12753と12754が出現した。この2つは磁極が反転しており、新サイクル25の黒点と判定された。
黒点の磁場の極性は太陽の中を流れる流体によるダイナモ機構によって決まり、サイクル毎に極性は反転するので黒点の極性を観察すれば旧サイクルのものか新サイクルのものかが判別できる。12753と12754の極性が反転していることから、サイクル25は順調に立ち上がりつつあると見てよい。前回のサイクル24では、この磁場極性の反転が遅れ、17世紀の太陽活動停滞期マウンダー極小期の再来が懸念されたが、今回の出だしは順調と見られ、マウンダー期再来の懸念は払拭されそうだ。
(上の画像は24日の太陽面の状態 http://www.solen.info/solar/ より)