高齢者の運転免許更新 ― 2024年08月27日
75歳になると後期高齢者で運転免許更新のハードルも格段に上がる。
今年6月に認知機能の検査、7月に運転実技講習と各種視認性確認、そして8月にやっと免許更新手続。合計3段階のチェックを経て昨日ようやく免許を発行してもらえた。
高齢者の事故が多くなったため、免許更新を諦めるように更新の障壁を厳重にしているというのが本音だろう。
実際、今回のような面倒さを考えると次回はもうやめようと言う気にもなる。
しかし認知症検査や運転実技講習が高齢者の事故抑制にどれほど貢献するかは疑問だ。
高齢者の重大事故の殆どはアクセルとブレーキの踏み間違いか逆走によるもの。
逆走に関しては認知機能との相関は高そうだが、アクセルとブレーキの踏み間違いはAT車が持つ根本的な危険性に由来する。その意味ではMT車よりも安全運転が難しいのがAT車だ。表面的な取り扱いの楽さで世の中はあっという間にAT車が席捲してMT車は購入も難しくなった。言わば安全性を犠牲にして便利さだけを取ったのがAT車。行政が自動車産業優先思想のために欠陥とも言えるAT車を広めてしまった結果が今の状態である。
AT車の操作のできない未熟な老人のために高齢者全体が運転免許更新困難化させられている。
高齢者の免許更新ハードルを上げることで運転者数を抑制するよりも、高齢者はMT車限定にしたほうが余程重大事故抑制になる。世の中は楽へ楽へと1方向への変化しかできないから今更MTには戻せないだろうが、MT車ならペダルの踏み間違い事故は本質的に起こり得ないだろう。(理由は2019年4月21日に当ブログに書いた)
技術の進化は時としてこのように重大な副作用を持ったシステムを生んでしまう。
軽自動車に多く採用されたアイドルストップ機能も馬鹿な技術の一つだ。頻繁にエンジンを切ることでアイドル運転時間を減らして燃費性能を上げるのは良いが、それ以上にバッテリーやスターターモータを酷使するし走行のスムーズさも相当犠牲になる。自分も一時期軽自動車にしようと思ったことがあるが、この無駄なアイドルストップ機能が嫌で選択肢が無かった。僅かな燃費向上のために部品コストを上げてトータルで多くの損失を生むのがこの機能だ。
だがこの機能の馬鹿々々しさにやっと気づいてアイドルストップ機能を省いた車も登場しつつあるようだ。
そういえばスタータ無しでエンジンを同期燃焼技術により再起動させる技術テーマも研究されていたと思うがあれは今どうなっているのだろう?
法令による規制がなされると、それを達成するだけのために総合的な無駄やネガティブな面には目もくれず目的達成のために強引な方法で突っ走るのが産業の持つ宿命とも言えるが、規制を利用した差別化や利益のために敢えてそうやって変更をしているふしもある。
今年6月に認知機能の検査、7月に運転実技講習と各種視認性確認、そして8月にやっと免許更新手続。合計3段階のチェックを経て昨日ようやく免許を発行してもらえた。
高齢者の事故が多くなったため、免許更新を諦めるように更新の障壁を厳重にしているというのが本音だろう。
実際、今回のような面倒さを考えると次回はもうやめようと言う気にもなる。
しかし認知症検査や運転実技講習が高齢者の事故抑制にどれほど貢献するかは疑問だ。
高齢者の重大事故の殆どはアクセルとブレーキの踏み間違いか逆走によるもの。
逆走に関しては認知機能との相関は高そうだが、アクセルとブレーキの踏み間違いはAT車が持つ根本的な危険性に由来する。その意味ではMT車よりも安全運転が難しいのがAT車だ。表面的な取り扱いの楽さで世の中はあっという間にAT車が席捲してMT車は購入も難しくなった。言わば安全性を犠牲にして便利さだけを取ったのがAT車。行政が自動車産業優先思想のために欠陥とも言えるAT車を広めてしまった結果が今の状態である。
AT車の操作のできない未熟な老人のために高齢者全体が運転免許更新困難化させられている。
高齢者の免許更新ハードルを上げることで運転者数を抑制するよりも、高齢者はMT車限定にしたほうが余程重大事故抑制になる。世の中は楽へ楽へと1方向への変化しかできないから今更MTには戻せないだろうが、MT車ならペダルの踏み間違い事故は本質的に起こり得ないだろう。(理由は2019年4月21日に当ブログに書いた)
技術の進化は時としてこのように重大な副作用を持ったシステムを生んでしまう。
軽自動車に多く採用されたアイドルストップ機能も馬鹿な技術の一つだ。頻繁にエンジンを切ることでアイドル運転時間を減らして燃費性能を上げるのは良いが、それ以上にバッテリーやスターターモータを酷使するし走行のスムーズさも相当犠牲になる。自分も一時期軽自動車にしようと思ったことがあるが、この無駄なアイドルストップ機能が嫌で選択肢が無かった。僅かな燃費向上のために部品コストを上げてトータルで多くの損失を生むのがこの機能だ。
だがこの機能の馬鹿々々しさにやっと気づいてアイドルストップ機能を省いた車も登場しつつあるようだ。
そういえばスタータ無しでエンジンを同期燃焼技術により再起動させる技術テーマも研究されていたと思うがあれは今どうなっているのだろう?
法令による規制がなされると、それを達成するだけのために総合的な無駄やネガティブな面には目もくれず目的達成のために強引な方法で突っ走るのが産業の持つ宿命とも言えるが、規制を利用した差別化や利益のために敢えてそうやって変更をしているふしもある。
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