コロナ感染の今後を心配する2021年12月08日

コロナ感染は現在言われているような変異による淘汰や弱毒化による効果なのか、あるいはワクチンの効果なのかどうかもわからないが、感染数は低い傾向が安定して続いている。しかし最近太田市の工場でコロナ感染のクラスターが発生した。太田のクラスターは感染数減少傾向の中では異質なので多くの専門家が注視していると思われる。
だがその後の情報も特になく、これも原因不明になってしまうのだろうか。
素人なりに考えてみると、コロナウイルスの弱毒化で感染症状が現れにくいため今はそもそも実際の感染数が把握できていないのかもしれない。感染が蔓延して症状のある人が出現すればPCR検査で感染が判明し、それに伴って多数のPCR検査がされるから隠れていた陽性者がどっと判明する可能性がある。これが太田の状況ではないか?もしかすると太田のクラスターは今後出現する第6波の先駆けかもれない。
これまでの毎日の国内感染者数の変化傾向を読み取ると、そのピークは、
第1波 2020年4月11日720人
第2波 2020年8月7日1605人
第3波 2021年1月8日7957人
第4波 2021年5月8日7238人
第5波 2021年8月20日25992人 となっている
2020年の傾向と2021年の傾向は数は違えども季節的にある程度似た傾向がある。この周期性傾向が維持されるなら第6波ピークは2022年1月下旬頃が考えられるから当面要注意だろう。ただし弱毒化しているとすればこれまでのような症状までには至らずに済む可能性もある。自分でできる対策は継続しながら見守っていきたい。

LED電球を使ってみる2021年12月09日

自宅の照明は時代遅れでいまだに蛍光灯と白熱球ばかりである。長い間電気スタンドに用いている電球形蛍光灯がそろそろ寿命のようなのでLED電球を初めて買ってみた。電磁ノイズが心配なのでこれまでLEDは避けていたが、値段の安いものなら試してみても良いだろうとオーム電機の60W電球相当のものを買ってみた。価格は税込で398円と非常に安い。型番はLDA7L-GAG28というもの。
早速取り付けて点灯し、電磁ノイズを調べてみた。短波帯を聞いてみた限りでは特にLED電球からのノイズらしきものは見当たらなかった。しかしこれは外部アンテナで聞いているために検知できないのかもしれないと考えて、条件の厳しい室内アンテナのFM/AMラジオでさらに調べてみた。これまでの電球形蛍光灯でもFMラジオに混入するノイズが多かったが、今回試したLED電球ではそのようなノイズが全く感じられないのに驚いた。FMだけでなくAMの色々な放送を聞きながらライトをオンオフしてみたが全く差異を感じない。これは予想外に良い結果だった。最近はインバータ式電気器具やLED照明らしきものからの短波ノイズが酷くて悩みの種である。LED自体は直流駆動なのだが、家庭用交流電源から供給するために変換に伴う電磁ノイズが宿命的なものとなっている。今回試したオーム電機のLED電球は低価格商品であるにもかかわらず電磁ノイズ特性が極めて優秀である。内部の電源回路については分からないが適切なノイズ対策がなされているのだろう。電磁ノイズは不可避なものではなく、メーカーの考え方次第で完全な対策が可能であることをこの製品が証明している。これまでの日本の電磁ノイズ基準はメーカー保護の視点ばかりで非常に緩いものであり、巷にはあらゆる電磁ノイズが溢れている。恐らく自社の製品が放射する電磁ノイズのスペクトルやレベルを測定さえしていないメーカーが多いのだろう。
メーカーがその気になれば低コストで電磁ノイズは抑えられることをオーム電機のLED電球が示してくれている。

マウントアトス2021年12月17日

マウントアトスはギリシャ北東部にある半島で全体が険しい山。ギリシャ正教の聖地として20の大寺院がある。行政は独立している自治国家で住人は殆どが僧侶。その僧侶の一人アポロ修道士が1990年代にハムの免許を取得。SV2ASP/Aというコールサインで運用されていたが病気になって2年半ほど前に亡くなり、アトスからの信号は聞けなくなった。
(画像は25年ほど前に14MHzSSBで交信した彼のQSLカード)
一方、別の修道院のイヤコボス修道士が2015年にハムの免許を取りSV2RSGで出るようになった。最近アクティブに運用しており、先日14MHzのFT8でそのSV2RSG/Aと何とか交信ができて喜んでいる。

風呂の湯漏れ2021年12月26日

風呂に入っていたら浴槽のお湯がどんどん減っていくのに気が付いた。足し湯を繰り返して何とかその場を切り抜けることはできたが、もし管路が破れたのなら大変なことだ。
湯冷めを気にしながら直ぐに原因究明を始めた。管路の漏れがあっても家の内部配管の問題となるので簡単に見つけることはできないが外の給湯器回りは特に水漏れらしいものはなかった。
お湯の減る速度が速かったので一番考えられるのは浴槽の排水口からの漏れ。ゴム栓には特に異常は無さそうだったが排水口に押し込んでみたら僅か遊びがあるように感じた。そこで排水口の中に装着されているストレーナーを外してみると今度はゴム栓がぴったりと収まって固着される。どうもストレーナーが邪魔をしているようだと思い、ストレーナーを眺めてみると形状が上下で対称ではなく、片方に凹面を持っていることがわかった。そこでストレーナを逆にして装着し、またゴム栓を嵌めてみると今度は遊びが収まったようだった。結局ストレーナーの装着方向を間違えて高さが増え、ゴム栓が途中までしか入らないようになっていたためにこの隙間から湯が漏れたと考えられる。
だがストレーナーの上下を入れ替えた状態でも、ストレーナーが無い状態ほどゴム栓はきっちりと嵌らない。どうもゴム栓の嵌め合い部の径が小さくなった可能性がありそうだ。この状態でもゴム栓が水圧で押されれば完全にシールできる状態まで押し込まれることは確認できた。従って今回のトラブルの直接原因はストレーナーを洗った時に上下の装着方向を間違えたことだと言える。
しかしゴム栓の寸法が減少していなければたとえストレーナーの装着方向を間違えていてもシールは成立していた。これまでもストレーナーの方向はあまり気にせず使っていたが特に湯漏れのトラブルはなかった。多分ゴム栓の径が十分あったからだろう。
基本的に排水口のストレーナーとゴム栓の間に十分な隙間が確保されていればゴム栓の径が減少して深く入るようになってもストレーナーに突き当たることはない。ストレーナーの装着方向を正しくしてもゴム栓の摩耗や変形による径の減少がもっと進めば湯漏れは再発することになる。即ちこの浴槽の耐久寿命を決める重大なパラメータとしてゴム栓とストレーナーの間の隙間量がある。メーカーは本来ストレーナーとゴム栓先端との間の隙間を十分余裕を持った設計にするべきだったのではないだろうか?おかげでこちらは風邪をひきそうになった。