アンテナの工事2021年11月23日

3年ほど前に取り付けた7MHzバンド用のロータリーダイポールアンテナを解体撤去した。
昔開局した時は7MHzバンドから始めたので思い出深いバンドなのだが、近年は自分の求める交信の姿とは遠くなった気がして全く使わなくなった。使わない物を単に設置し続けたくないと、穏やかな秋の日の先日に思い切って解体工事した。長さ11mほどのパイプなのでそれほど困難な作業ではないと思ったが、体力が落ちているせいか一人では思いのほか大変で全作業には半日ほど費やした。分解している時に気付いたのだが、パイプの中に1cm程度の小石が沢山入っていた。これは3年前に組付けした際に砂利の上で作業したため入り込んでしまったもの。特に影響はないだろうと思っていたが間違いだったかもしれない。このアンテナはもっと以前に使っていたことがあり、その時と比べて雨による共振周波数の変化がかなり大きくなったのが不思議だった。今回この小石を見て、その原因に思い当たった。恐らく、パイプの中に沢山入った小石は短縮コイル付近に停留し、パイプ内の水はけを悪くした。これにより雨が降った時の短縮コイルへの水による影響が顕著になって共振周波数が大きくずれるようになったのではないか? これを確かめるためには小石を取り除いた状態でもう一度上げてみる必要があるが、それほどの気力はないので確かめきれてはいない。
今回撤去の結果、鉄塔の上のアンテナは14~28MHz5バンド用の3エレ八木アンテナ一本だけになった。見た目はシンプルでスッキリとしたし、出られるバンドもよく使うものに絞られた。太陽活動も活発になってきているので今後はこれらのHFハイバンドに集中して行きたい。久しぶりの作業で筋肉痛が酷かったが中々取り掛かれないでいたことをやっと実行できて満足している。