太陽黒点の状況2020年07月10日

太陽黒点は今年に入って以降ゆっくりだが活動が増えている。このところの黒点数は以下のように推移している。
年月/ 黒点数Ri/ 移動平均黒点数Ria
201901/ 7.7/ 5.4
201902/ 0.8/ 5
201903/ 9.4/ 4.6
201904/ 9.1/ 4.3
201905/ 9.9/ 3.9
201906/ 1.2/ 3.6
201907/ 0.9/ 3.5
201908/ 0.5/ 3.4
201909/ 1.1/ 3.1
201910/ 0.4/ 2.6
201911/ 0.5/ 2
201912/ 1.5/ 1.8
202001/ 6.2
202002/ 0.2
202003/ 1.5
202004/ 5.4
202005/ 0.2
202006/ 5.8
毎月の黒点数は変動しているので変化傾向を捉えるために移動平均をとっている。移動平均の計算はやや変則的で、当月の前後各5か月間(計11か月間)の黒点数総和に当月の前後6か月目の黒点数の1/2をそれぞれ加え、12で割った平均値で算出している。
式で表すと  Ria=Σ(Ri+(Rm+Rn)/2)/12 但しRmは当月より6か月前の黒点数、Rnは当月より6か月後の黒点数、Σの加算範囲は当月の5か月前から5か月後までの11か月のRiである。
この方法による13か月間(実質12か月間)移動平均黒点数Riaは2019年12月が上に示すように1.8でこれまでの最小値である。2020年1月の値は今月の黒点数が月末まで定まらないのでまだわからないが、仮に2020年7月の黒点数Riがゼロだとしても2020年1月のRiaは2となることが計算上判る。従って2019年12月のRiaのほうが確実に低い。今後の推移を見るまではまだ何とも言えないが2019年12月がサイクル24と25の間の極小の候補にはなり得る。昨年のNOAA(米国海洋大気庁)によれば極小時期は2020年4月±6か月と予想されていたので予想範囲内ではあるがやや早いことになる。いずれにしてもハムの立場ではこのまま順調に活動が活発化することを願いたい。

旧友と再会2020年07月11日

高校時代の同級生から連絡があり、今日の昼にこちらの近くに来るついでがあるというので近所の 餃子の王将 で一緒に食事をした。会うのは50数年ぶりだろうか?彼もアマチュア無線(JA1XOS)をやっていたのだが長くQRTしていたそうで無線は二年前に再開したとのこと。ローカルのOMのJA1KGPも同席して色々懐かしい話もできた。現在は3.5MHzに良く出ているということなので、機会があれば交信してみたいが3.5MHzのアンテナは当方の狭い家では無理。別のアンテナに無理やり乗せるしかないがそれでは交信も難しいかもしれない。私は開局以来ずっとアマチュア無線を続けてきたが、昔よく交信をした懐かしい人たちとは殆ど会えたことがない。多くの人は仕事に追われてQRTしたが、中には退職後に再び始める人もいる。そういう人たちと又会う機会ができるならこの趣味も悪くはないかもしれない。

アンテナローテータの故障2020年07月13日

アンテナを回そうとしたら突然動かなくなり、コントローラーがうなるだけになった。ケーブルを外してローテータ側の線間抵抗値を測ってみたが正常範囲のようなので原因はコントローラの方らしい。コントローラを分解してみるとアンテナ方向指示機構の駆動モータ部分のベルト切れであることが判明した。(写真がコントローラ内部の方向指示機構で上に置いたのが切れたゴムベルト、右端はモータ)  
方向指示器はサーボ機構になっていて、アンテナを回すローテータ側にあるポテンショメータ(可変抵抗器)で検出される回転角度に応じた電圧と、コントローラ側にある方向指示針に結合した可変抵抗器による指示針角度に応じた電圧とを比較し、相互のずれが最小となるように指示針の駆動モータの作動をフイードバック制御することで指示針の回転角位置決めをする方式になっている。指示針や可変抵抗器を駆動するための歯車機構はその端部にプーリーがついていて、モーターの回転力をゴムベルトでプーリーに伝達する機構になっている。ゴムベルトの代わりに丈夫な糸を張ってこれにアイドラーを当ててテンションを維持する方法を考えてみたがかなり面倒。またサーボ方式でなく単に電流計を使って位置を示す方法に置き換える手段もあるが、以前のように細かい工作ができなくなったので現在の機構のまま使えるベルトを探すのが一番手軽と判断した。検索をしてみるとこのベルト切れは多発しているようで、ベルトの代替手段も出ていた。S35という線径2㎜内径34.5㎜のゴムのOリングが使えるようなのでホームセンターで探してみたがこのサイズのものは無かった。仕方ないのでネット通販で探したらモノタロウでNOKのS35規格で材質がNBRのOリングが見つかった。価格は1個80円で1個でも買えるが送料は数に関係なく500円なので税込合計638円。何本か買っても総額は大差ないのだがOリングはあまり保存がきかないので1本だけにした。届くまで作業は中断。無事直ってくれるといいが。

追記7月14日  Oリングが届いたので作業再開。金具の4か所のねじを外し、プーリー軸だけ抜いてOリングをプーリーに通して金具を元に戻しモーター軸プーリにOリングをかけて作業終了。テスト結果は以前よりも作動音が小さくなって良好。代替部品なのでどこまで寿命があるか継続観察したい。