心に残る無線機2019年04月05日

小学生の頃からアマチュア無線に興味を持っていた。中学生になっても自力で東京まで試験を受けに行くのは田舎の子供には難しく諦めた。しかし開局していないにも拘わらず無線機は本などを参考にしながら5球スーパー等を分解した部品で何台も作っていた。ある日竹竿のアンテナの立っている家に思い切って訪問。本人は不在だったが奥さんがシャックを見せてくれた。その時に見て心に焼き付いたのが画像の送信機。何というものかはわからなかったが、自分の作ったオモチャ的無線機に比べて本物の重厚感が溢れていて打ちのめされた覚えがある。その後電波技術の増刊号で無線機の回路図集というものを購入したらその無線機が外観写真と回路図付きで紹介されていた(回路図集のP70)。ホビイという名称の電信電話送信機で、3.5と7MHzの2バンド。6BD6ハートレー発振→6AR5逓倍→6BQ6終段で変調も6BQ6のハイシング変調によるプレートSG同時変調。VFO内蔵なのだが何故かVFO用の150Vだけ別に用意する方式。これはたぶん安定化に金がかかるのでこの電源だけ受信機から取るように経済的設計をしたのかもしれない。

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